競争激化の時代にクリニック経営を強化するキーワードの一つが、クリニックのIT化です。

電子カルテの導入、および画像診断のデジタル化により、

患者さんへのサービス強化とクリニック経理効率化を同時に進めることができます。

 

 電子カルテは、レセプトコンピューターとの一体化が進んでおり、

クリニック内のテキスト情報や数値情報の扱いはこちらに集約していくと思われます。

一方で画像診断のデジタルデータはデータ量が大きいため画像管理専門のシステムを導入することが効率化につながります。

電子カルテとの連携に優れた画像診断システムをうまく使いこなすことが、

これからのクリニック経営強化の必須項目の一つとなります。


次のようなメリットにより、患者さんへのサービス強化につながります。

 

  1. モニターでの説明では、過去のデータと患部の拡大表示など視覚的に説明を受けることができる。
  2. デジタルなので、紙にコピーしたり、CD-Rなどのメディアでの診療情報を持って帰ることができる。

モニター診断への移行により、経営視点では次のようなメリットが得られます。

 

  1. 診療報酬の観点
    電子画像管理加算により経営的にメリットがある。
  2. 業務効率化の観点
    目的のカルテ・画像への検索が大変楽になる。
  3. 保管場所の観点
    従来のカルテ保管庫、フイルム保管庫のスペースが有効に活用できる。